ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

死ぬのが怖いものだと理解した

ボウズの熱は37度台まで下がってきた。なので昼は熱さましは飲まないようにさせた。
すると夜になってまた38度まで上がってきた。
本人は全然辛くなさそうだしご飯もおいしく食べたので、ショックだったようだ。
「こわいよー。ぼく、このままねつが下がらずにしんじゃったらどうしよう」
とべそかき始めた。

大丈夫だよ、となだめながら、死が怖いものだと思うようになったことにちょっとほっとした。
少し前まで、嫌なことがあったら「ぼくもうしにたい」と言いだしていた。死がちょっとした逃げ場ぐらいの意識だったのだろう。それが死ぬのが怖いと思うようになったのは死がどんなものなのかを漠然とながら理解してきたということだ。
あんまり過剰に怖がるようならまた何かしらの方向付けをしないといけないかもしれないけれど。

さてそんなボウズを横目にムスメが食事の間大泣きしていた。
今日も1日中近所の子と遊んで疲れて、トイレに行かずに寝てしまっておねしょしたのだ。
恥ずかしかったのもあって、ぐずぐず言いだして、さらに叱られて大泣き、というパターンだ。
お腹すいてるのに泣きやめなくてさらにヒスを起こすという悪循環ぶり。
30分ほど泣いて、ようやくおさまって食べ始めましたとさ。
しかし、「おなかすいた、ごはんたべたい」と泣き叫んでるものだから、こりゃまた虐待を疑われそうだなー、と親は苦笑いするのであった。