ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

水道の件と、もうひとつ気になること

朝、ふと思った。
水道の件で、ボウズは時間があったら連絡するようなことを先生は言ってた、と、それ以外に何もないようなことを言っていたが、先生、連絡帳に何か書いてるんじゃないか、と。
ボウズに連絡帳を見せるように言うと、やはり先生から「詳しくお話を聞きたいです」と。
朝からボウズに雷を落とすことに。
連絡を預かるというのは信頼を預かるのと同じことなんだよ。
ま、わたしもボウズの言葉だけを信じて確かめなかったのが悪いんだけど。

で、放課後先生から電話がかかって来て、会議が終了次第、お話をすることになった。
水道の件ではうちの提案通り、児童達に注意喚起を、ということになった。
それともう一つ、先生が気になることがある、とおっしゃる。
今日、ボウズが学校で知らない子に背中を叩かれたというのだ。
ちょっと以前に、すれ違いざまにボウズに暴言を吐いた子がいるらしいが、ボウズが言うにはその時と同じ子だと思う、と。
その場でボウズは何もせずに、先生に相談したようだ。
ボウズの証言に基づいて先生が怪しい学年を一緒に回ってくれて、ボウズが「あの子かもしれない」という子はいるらしいが、その場で捕まえたわけでもないので、それだけで呼びだして問いただすには至らなかったようだ。

何の関わりもないのにアホだの暴言を吐いたり、悪意を持って背中をたたいたりするということは、ボウズに何らかの思うところがあるのだろう。ボウズが知らずにその子に悪印象を与えるようなことをしてしまっていたのかもしれないし、逆にボウズに全然非のないことかもしれない。
可能性の一つとして、ボウズが通級に通っているからというのがあるのではないか、とふと思った。
ボウズの学年では通級に通うというのがどういうことなのか、きちんと説明がされていて、同じ学年の子から冷やかしやら誹謗中傷やらということはない。
だがもし、当該児童の学年に通級に通う子がおらず、変な知識(主に親などの大人からの)が入って来ていて「通級に通う子はアホだ」という間違った考えを持っていたとしたら、なんとなく合点が行く。だからと言って暴言を吐いたり叩いたりということをしてはならないのは当たり前なのだが。

先生と相談して、低学年の子達に通級指導教室についての正しい認識の指導をしてもらえるように提案してくださることになった。
もちろん、それが原因と決まったわけではないが、やはり他にも通級に通う子はいるし、これを機会にもう一度、といったところだ。
ボウズにも、そんなことをしてくる子は追いかけて捕まえてもいいんだ。相手が悪いことをしたならその場で大声をだして周りにいるみんなにも協力してもらって捕まえなさい、と言っておいた。

ちなみに通級に通うからアホだというのは大きな間違いだ。
得意分野ではボウズの成績はずば抜けていて、IQ120はあるはず(正確な数字は知らないが)。小2の頃から遺伝子や宇宙なんかのあれこれについて語るぐらい博識なのだ。
いろんな状況を加味して、個人で授業を受けた方がより効率的に勉強ができて不得意を克服することができるという判断で通っているにすぎない。
もしもその子が、通級に通う子はアホだと、他人をアホ呼ばわりしたり叩いたりしているとするなら、そのことの方がよほどアホだと思うよ。子どもがそんな愚行に走るには親に大きな責任がある。親の教育もし直した方がいいんではなかろうか。

……おっと感情的になってしまったようだ(笑)。
とにかく、先生との話し合いは無事に終了して、あれこれと考えてくださっているようなのでほっと一安心だ。
これからどう変わって行くのか、見守って行きたい。