ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

あわや事故

午前中に病院へ行って安定剤をいただいてきた。
肉体的には、時々飲むのを忘れるくらいに回復している。でも夜に飲み忘れてると必ず寝つき悪いんだよね(笑)。
副作用もそれほどきつくなく、わたしの今の状態にあってるんだろう。よかったよかった。

ムスメ、今日は初めてのお弁当。ママ久しぶりに作ったよ、手抜き弁当(笑)。
綺麗に残さず食べてくれて感激♪

ボウズの通級指導教室に行ってきた。今日も頑張ってるね。
体のバランスを鍛えるために、バランスボードにのってボールを投げ合ったり、ボードの上で回れ右したりと、なかなか難しそうなことをやっている。けどボウズ、あまり落ちずにいた。幼稚園の頃に通っていた療育で似たようなことをやっていたが、その時はもうふらふらですぐに落ちるし、そもそも嫌がっていたのに、随分足腰が鍛えられたのだろうね。毎日鬼ごっこしてたら嫌でも強くなるか。

通級の先生と今後のことを話しあって、帰宅。
途中、わたしは買い物のためにドラッグストアによることにした。ボウズは先に家に帰って宿題をする。
信号が青なので左右を見て、車が来てないことを確認してボウズだけ渡らせた。家は信号の先、ドラッグストアは渡らなくてよかったから。
笑顔で気をつけてねー、と言った次の瞬間、ボウズが渡りきる前に、左から右折の車が突っ込んできた。
はっと気がついた時には車はボウズのすぐ近く。危ない! と上ずった声で叫ぶことしかできなかった。ボウズはささっと渡りきったので事なきを得たが、あわやはねられるところだった。

渡る前に、交通量の多いところだから急いで渡るようにボウズに促しておいてよかった。
歩いて渡ってたら、驚いて立ち止ってるところをはねられたかもしれない。
目の前で、我が子がはねられるところを茫然と見ることしかできないところだった。右折の途中だったこともあって車の速度はさほど出ていなかったから、当たっても軽い接触で済んだかもしれないけど、下手したら軽く当たっただけでも死んじゃうもんね、交通事故って。

その場に居合わせた選挙カーの人まで悲鳴を上げていた。後からすると笑い話なんだけど。笑い話になってよかったよ。
ボウズをはねそうになった車の運転手は、事故にならなかったことを見てとるとさっさと行ってしまった。車の量の多いところだからその判断は正しいのだろうが、せめて一言、謝らせればよかった。
赤になった横断歩道の信号の下でボウズが茫然とこっちを見ている。そして、「ごめんなさい」と謝った。
ううん。ボウズは全然悪くない。ちゃんと青信号の横断歩道を渡ってたのだから。そう言うとボウズ、ちょっと安心したようにうなずいた。
すぐに走ってって抱きしめたかったよ。さすがにそれは自殺行為だからできなかったけどね(笑)。
とにかく気をつけて家に帰るように言って、急いでドラッグストアで買い物をして走って帰った。

もう、今考えただけでも涙出てくる。もしもボウズがはねられてたら、もしもそれで大けがしたり、死んでしまったり、したら。
わたし、自分が許せないところだった。
何もできなかった。飛び出してってかばうことも、代わってあげることも、って。
事故で子供を失った親がどんな気持ちなのか、そのほんの一部を味わってしまった。
もちろん歩行者として気をつけないといけないことだってあるけど、やっぱり歩行者って交通弱者なんだよ。
車を運転するみなさん、どうか気をつけてください。心よりお願いします。