ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

涙腺の弱い日

 感想依頼をいただいた小説を拝読中。
 読んだ時にしばらく涙が止まらなくて続きがなかなか読めなくなったシーンがある。
 あんな、突然、ずるいよー!(褒めてます)
 でも、日常の中の別れって、実は突然なんだよね。

 はす向かいの家のおじさんが亡くなった。
 おじさん、というより、年齢的にはおじいさんなのだが。
 いつも道路沿いに出している植木鉢の手入れをしていて、いつでも色とりどりの花をつけていたのに、ここ最近、姿を見ていなかった。植木鉢もとても寂しいことになっている。冬だからというのもあるだろうけれど、花が一つもないというのは今までなかった。

 そして、昼過ぎにおじさんが亡くなったのだと聞いた。
 病院に入院していたのはこの数日だったそうだ。気づいたときには手遅れというパターンだ。
 まだ今日は大丈夫だろうからと、その家の隣に住んでいるうちの親戚が今日お見舞いに行ったら、亡くなっていたそうだ。
 今日が仮通夜らしい。

 いつもボウズを見るたびに優しく声をかけてくださって、ムスメが誕生したこともとても喜んでくださっていたのに。まさかこんなに早く亡くなるとは。

 急に寒くなったり、昼間は比較的暖かかったりで、体調を崩しやすいよね。お年を召した方は、体調を崩すとがたっと悪くなるし。
 とにかく急だった。
 おじさんのご冥福をお祈りします。