朝、ムスメがまた、じぃちゃんの部屋を散らかしっぱなしにしているので、ムスメが出かけた後に、ゴミ袋に全部放りこんで階段下に置いておいた。
本気で捨てる気はあまりないのだが、口ばかりでないところを見せておかないと。
昨日買ったばかりのエルサ人形も入ってるから、ちょっとは焦るだろう。
放課後、早速ムスメは廊下の袋を見つけておもちゃなどを取りだした。
事後報告でこっちに言って来てごめんなさい、と謝っている最中にＡちゃんが遊びに来た。
まぁあんまり長引かせるのも、と思ったので一旦そこで話は切った。
だがしばらくするとＡちゃんが、ムスメちゃんが何を話しても応えてくれない、無視する、とやってきた。よく話を聞いてみると、Ａちゃんがムスメに貸したシールセットを返してほしい、と言ってもムスメがだんまりなんだとか。
いわゆる借りパクなのか、と真相を確かめるためにムスメにも話を聞く。
ムスメ、Ａちゃんに借りたセットを散らかしっぱなしにして、シールを貼る女の子の人形（？）をなくしていた。しかもシールも結構使っちゃったみたいで、言いだせなかったんだそうだ。
Ａちゃんは、おばあちゃんから２、３年前にそれをもらって、とっても大事にしていたが、ムスメに貸してくれていたみたいだ。Ａちゃん、泣いちゃったよ。
こんな大変なことをしたのにムスメはやっぱりなかなか謝らない。さすがにきつく叱った。
借りた物をなくすというのは、物を失うだけじゃないよ。信用を失って、大切な人も失っちゃうんだよ。というとムスメも泣きながらわかったと言った。
ネットで調べてみたが同じ物はもう売っていないみたいだ。
なので後日、おもちゃ屋さんに一緒に行って、似たようなものでＡちゃんの気に入ったのを買おうと思う。もちろんムスメのお年玉で、だ。
その後は仲良く遊んでたので、一応解決となったがＡちゃんには申し訳ないことをしてしまった。
最近、わたしも仕事などで夕方からいないことが多い。子供達の物の貸し借りに気を配れなかった。働いている母親の子はこういう面でいいかげんだ、なんて言われないように、もうちょっとしっかりと目を光らせておかないと。
さすがに仲良しの子を泣かせてしまったので、ムスメにとっても結構ショックなようで、これからは気をつけてくれるといいのだけれど。
