ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

誕生日を忘れた母

 今日は実家の父の誕生日。
 なので、夜になったらボウズに電話でじぃじに、おめでとうを言わせようと思っていたら、夕方母の方からかかってきた。
 最近電話ないけど元気なのか、という母に、今日父の誕生日だからボウズにかけさせようと思ってたんだよ、と応えると。

「え。あ、忘れてた」

 長年連れ添うとこうなるんだよ、と笑う母に、いや、わたしらが子供の頃から、あんまりお互いに誕生日祝ってる光景を見たことがない、とつっこんだ。
 うちは昔貧乏だったから、その名残でお祝い事もあんまりやらない家だった。
 せいぜい、父の好きなスパゲティが夕食の卓上にのぼるぐらいか。

 ということで、夜に改めて父に電話をしてボウズからおめでとうの言葉をプレゼントした。
 父、えらく喜んでたなぁ。やはり孫から言われると嬉しいんだろうねえ。実家は姉とわたしの姉妹だったから、父はボウズをいたく可愛がってくれる。やっぱり男同士がいいみたいだ(笑)。