勤め先の教室では、今日から次年度の授業を始める。
新しいテキストを配られた子達は、喜ぶやら、(重いから)いやがるやら……。
教え子の中で、算数が苦手な6年生(新中1)がいる。
小学生の間は1コマで算数と国語をやるので、算数があまりじっくりと取り組めないこともあった。
本人が、判らない所を克服しようという気分の時はいいが、乗らない時はずっとぐずぐず言ってるのだ。
だが今日は、新しい中1の教科書で数学という未知の領域に踏み込んで、やる気が出たようだ。
相変わらず理解はゆっくり目だが、一生懸命頭に入れようとしていた。
この調子で頑張ってくれれば、とりあえず1学期はそんなに悪い成績にはならない、はず。
やっぱり、本人の気持ちって大事だね。
次の授業で、中1の統計のところをやっていて、生徒の身長のデータを基にした問題があったので、雑学として「身長って、朝と夜で違うって知ってた?」と尋ねたら、すごく驚かれた。
活動していたら背骨の軟骨が縮むから、朝の方がちょっと高いんだよ、と説明すると感激された。
そんなリアクションが返ってくるとは思わなかったよ。
ありがとうトリビア! 生徒さんが喜んでくれたよ。