ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

微妙な距離感

 夕方から、ボウズは高校のクラスの子達と文化祭の打ち上げに行った。

 とても楽しんで帰ってきたようだが、話を聞くと、クラスの中で微妙に浮いてるっぽい感じもある。本人もそれは認識しているから「空気が読めなくて実は嫌われてるけれど本人が気づいていない」という状態でもないっぽい。そもそもめちゃ嫌われているわけでもないようだし。

 なので、自分から話題を振るのではなくみんなの話題に相槌をうったり、話しかけられた時に応えたりするようにしてたっぽい。それでいいじゃないか。

 面談の時に担任の先生から「熱中すると周りが見えなくなる」と言われたが、その辺りも意識してるんだろう。

 

 変な言い方だが、民度の高い高校でよかったなぁ、と。成績も大事だけど、「ちょっと変わった子」がいじめの対象に(今のところ)なってないのは素晴らしいと思う。

 まぁボウズは人がいいし、相手にあわせて行くことも覚えてきたし憎めないヤツ的な感じになっていくと思うんだけど。

 

 文化祭で舞台の監督と脚本を押し付けられてもやってのけたし、その出し物が学年2位となったら、テーマを選んだボウズの株も上がったことだろう。

 そういうところを認めてくれるクラスでよかったね。