ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

凡人は、いくつになっても惑うものだ

今日は誕生日だ。
いつもと変わらない平日だが。
母は朝一番に電話をくれた。「おはよう。今日誕生日だよね、おめでとう。……それじゃ、それだけ」
姉から夕食時にメールが届いた。「四十代へようこそ」
姉よ、なんてことを(笑)。

ボウズは学校から帰ってきたら「おかあさん、おたんじょうびおめでとう」と抱きついてきた。
ムスメは「ケーキ? きょうケーキ? ふーするの?」とろうそくを吹き消すことに期待を膨らませている。
しかしこの二人、今日もなんだかんだと泣きまくってくれる。
ボウズは相変わらずちょっとしたことでぶんむくれて大泣きし、ムスメはそのあおりをくらって、わざとではないがお兄ちゃんの手が当たってまさにとばっちり。大泣きする二人を、友達を迎えに来たお母さんに見られてしまった。ちょっと恥ずかしいですよお母さんは(笑)。

そして、昨日ダンナの鞄に財布を入れておいたら、とりだすのを忘れてダンナの会社にお供してしまった。
会社から帰ってくるダンナに、スーパーでいいお肉を買ってきてもらった(笑)。
なんだかんだあっても、家族に祝われるとやっぱりすごく癒されるのである。

で、40歳ですよ、四十路、初老。
老いだよ~。介護保険料も払い始める歳だよ~。
不惑とも言うがこれは絶対に違うと言おう。凡人はいくつになったって惑いっぱなしなのだよ(ふんっとふんぞりかえりw)
ダンナに「子供の誕生日に、この1年でどれだけ成長したのかを書くのは楽しいけれど、自分の誕生日にどれだけ老けたのかなんて書きたくないよね」と言ったら大笑いされた。
白髪も増えた、皺も増えた。でも、こうして家族や友人らに産まれてきた日を祝ってもらえるのはいくつになったって嬉しいことだし、心の宝物だね。
今、わたしのそばにいる、すべての人に、ありがとう。