ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

母は倒れてもいいらしい

朝、起きたら背面と腕が痛くて動けなかった。背中はまさに、固まったと言う感じ。
どうやらムスメに布団から追い出されていたので背中が冷えて痛くなったのと、ちょっと無理な体勢もしていたので寝違えたのもあるのだろう。
左手も似たような感じ。右手は違う種類の痛みだ。これは多分ムスメが乗っていたであろう痛み方だ。

とにかく動けないことには変わりない。ボウズは先に起きていたので部屋にいない。ムスメは隣でのんきに寝ている。ボウズかパパが来るまで待つしかない。
数分して、わたしが下りていかないのでボウズが起こしに来た。パパを呼んできて、と頼んだが下では「おかあさんがね……。なんだったっけ」と……。なんて頼りない伝言役なんだろう。ダンナが何かあったんだろうと察してくれなければそのままにされるところだった。
事情を説明して、その頃に目を覚ましたムスメと階下に行って、背中に湿布を貼ってもらった。背面全体が痛くて気持ち悪くなってご飯どころではなかったので、ボウズとダンナを見送った後、横になっていた。

ようやく昼過ぎに動けるようになってきたところに衝撃的な報せが。
ボウズが友達を家に呼んだと言う。朝、今日は具合が悪いから友達との約束はなしにしてねとお願いしておいたのに。
何せついさっきまで寝ていたんだから布団も敷きっぱなしだし、そこらじゅうに子供達が散らかしたおもちゃや本がある。
まさに重い腰をあげ、というか痛かったのだが、片付けた。
その甲斐あって、ボウズ達は楽しく遊べたようだが。

何よりショックだったのは「お母さんが無理して倒れちゃってもいいのか?」と聞いたら「うん」とあっさり言われたこと。
もうボウズは自分のことは自分でできるから、らしいが。
じゃあ部屋の片づけも自分でしてくれ、ご飯の支度も自分でしてくれ、一人で風呂入ってくれ。
っていうか、一人でできるなら母が倒れてもいいっていう発想が悲しすぎる。
なんかもうがっくり(笑)。