ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

時には競争も必要

 ボウズが突然、ダンナに「かけっこのれんしゅうがしたい」と言い出した。
 運動は好きだが何かの練習ということにはあまり意欲を示さないボウズにしては珍しい。
 ひょっとして、幼稚園で追いかけっこなりなんなりをしていて、友達より遅いことが気になったのか。運動会の頃は遅くても走ることを楽しんでいるだけ、といった感じであったが、なにが彼の意識を変えたのだろうか。

 幼稚園に入ってから、なにかと遅れがちであったボウズの発達がどんどん促されている。
 彼は、褒められつつマイペースにこつこつと伸びていく面と、集団の中で影響されて伸びていく面、両方をしっかり持ち合わせているなと最近思う。
 学校では順位をつけることを避けるところもあるそうだが、社会に出れば順位がつくことがほとんど。営業などその顕著たるものだろう。個人に評価のくだらないところでも、勤めている会社などがその業界の中でどの程度のランクなのかというところでそもそも順位付けされている。
 ならば幼いうちから順位付けられることにもある程度慣れ、上にあがるにはどうしたらいいのか、自分で考える訓練も必要だとわたしは思う。
 もちろん競争競争ばかりでも大切な物を見失いそうだが。
 何事にもさじ加減が必要、ということだね。

 しかし、肝心の練習は、ボウズが走った時に咳き込んだらしく、早々に切り上げになった。
 結構長い間、咳が続いていて治りきってないな。普通にしていたら全然大丈夫なのだが。
 園に通っていたらいろいろともらってきて長引くね。