ダンナに頼まれたあれこれをするために外に出ようとしたら、ムスメがついていきたいという。社会勉強がしたいのだろう。いずれ自分でも銀行や市役所を利用しないといけないからね。
そういうことならとムスメの支度を待って二人で出かけた。
郵便局、銀行、市役所の順で回る予定だ。
まず郵便局に行って、郵便物を出す。
ダンナが忘れていたために無料で出せる有効期限が切れてしまったので切手を買わねばならないのだ。
有効期限が、という話をして切手の代金を払ってそのまま受け取ってもらう。
次は銀行だ。
先日の下水の修繕(掃除)代金を振り込む。
鞄から封筒を出してきて気づいた。
こっちが投函しないといけない封筒だ!
さっき出したのは市役所で手続きする方の封筒だ。つまりうち宛てに来て開封済みの。
振込を済ませて急いで郵便局に戻った。
さっき受け付けてくれたおばさまに事情を説明して封筒を探してもらう。
しかし、話してもなんだかぽかんとした感じだったな。滅多にないミスだから?
わたしも間違えたのは申し訳ないが、何言ってんのこの人、みたいに見られて驚いた。
とにかく封筒は見つかって、うまく切手を剥してもらえて買いなおす必要がなくなったのでお礼はきちんと言っておいた。
気を取り直して市役所へ。
こちらでの用事は滞りなく済ませられた。
ムスメも「事務手続きのお作法」が勉強できたようでよかった。
ムスメがついてきたがっている間に、あちこち連れて行こう。