ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

あせっちゃダメだよね

 物の名前をあんまり覚える気のないボウズ。昨夜は、あまりのやる気のなさにちょっといらだってしまった。
 いけないねぇ。こういうことは根気よくやらないといけないのにね。

 でも生活に密着する「因果関係」はちゃんと把握している。
 スイッチの入っているストーブは熱いから触っちゃダメだとか、オムツ替えるよ、というとタオルを持って洗面所に行ったりとか、歯磨きしよう、というとやはり洗面所に行ったり。

 きっと、覚える必要のあることを優先的に覚えたいんだね。

 昨夜、就寝時間前にお義父さんの部屋にいたのだが、急に立ち上がってお義父さんにおやすみなさいのペコリをした後、わたしのセーターを引っ張り無理やり立たせた。
 そのままお部屋を出て階段に向かうのかと思ったら、居間に行こうとする。さっきのはおやすみなさいの挨拶じゃなかったのかな? と不思議に思いながらついていくと、居間の石油ファンヒーターがついているから消すとジェスチャー
 なんと、2階に上がるときにはヒーターを消すということまで覚えていて、しかも、その時点では消していないということもちゃんと判っていたのだ。
 わたしが感心してみていると、ついには自分でスイッチを切り拍手。(ストーブの前面にボタンがあってそれを押すと消えるのでそれほど危なくはない)
 その後「仕事は終わったゾ」といわんばかりに得意げに階段に向かったのであった。

 ゾウやクマの絵を適当に指さししていても、生活に密着している決まりごとをちゃんと理解しているからいいか……と、いらいらした自分を反省。