気をつけなければと意識していることはきちんとできるボウズだが、何かに夢中になっている時は周りが見えてない。
いつも、動く時は周りをみなさいね、と言っているのだが。
夕食の席に着いた途端、味噌汁をひっくり返してしまった。結構できたてだったのでひどいやけどになってはいけないと風呂場に連れて行って、味噌汁のかかった太ももに水をかけた。
幸い、それほど熱くなかったようで、ちょっと赤くなっただけで済んだようだ。ボウズもあまり痛がってないし。
ついにやったという感じだ。いつかはひっくり返すと思ってたけど。
これが夏でなくてよかった。寒かったから冷めるのも早くて大やけどにならなくて済んだようなものだ。服も分厚かったしね。
これで少しは食卓の上にも気を配れるようになるかな？
しかし療育の先生が「ボウズくんは、経験による学習能力がゆっくり目なので、他の子が１度の失敗で学習できるところを、２、３回やらないと身に着かないと思っておいた方がいいですよ」とおっしゃってたのを思い出して、あと１、２回はやらないとだめかな、と、なんとなく納得してしまった。でも大丈夫。学習できないわけじゃないから、ということで。
何にしろ大けがにならなくてよかったよ。
