ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

根競べ

ムスメが朝早くから「そうめんたべたい」と言う。もうちょっと寝ているはずだったのに、仕方がないから起きて作った。
嬉しそうに食べ始めたのに、朝食食べに来たじぃちゃんのパンを見て、「そうめんいらない。パンほしい」と言いだした。
ちゃんとムスメちゃんのために作ったそうめんを食べなさい、と言ってその場を離れた。じぃちゃんがついているから大丈夫だろう、と。
戻ってきてみたら、そうめんは残されていた。ムスメはパンをもらって食べたらしい。
なら昼食こそそうめん食べなさい、と言ったら「いや」と首を振っている。
自分から食べたいと言ったものを残すなんてわがまますぎる。
なのでこちらも昼になってもムスメのご飯は新たに用意しないつもりで全面対決だ。普段は少々甘やかしてもいいが、譲れない部分だってあるんだ。というか普段甘すぎるのかもしれない。

最初は意地を張っていたムスメだが、わたしが本気と見てとったのだろう、昼前にはごめんなさいとあやまって、きちんとそうめんを食べた。ボウズも、ちゃんとそうめん食べたご褒美だよ、と言って自分のコロッケ分けている。優しいなぁボウズ。
いやぁ、しかし強情なこと。4時間近く頑なに拒んでいたんだもんね。

ボウズの落ち着かないのも周り見てないのも、ムスメが強情で謝らないのも、イライラしてしまうけど、自分もこうだったんだろうなぁ、とふと考えると、自分譲りなら仕方ないか、気長にやろうと思えてくる。
うちの両親も大変だったろうな。こういう時、親ってすごいなって思える。わたしも将来そう思われるような親にならなきゃ。イライラがみがみばっかりやってちゃだめだね。