ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

宇宙のロマン

昨夜は小惑星探査機「はやぶさ」の帰還で盛り上がっていたようだ。
わたしもダンナに前からちょっと話を聞いていて、ふーん、と思っていた程度だったが、いざ大気圏突入の瞬間の映像をみたら、すごく感動した。きれいで、でもはかなくて、なんだか物悲しい。
わたしのような「一般人」にとっては「宇宙のロマン」という言葉で片付いてしまうのが正直なところだが、わたしを含め、普段は宇宙科学に興味のないであろう人達の心にまで感動を残すことができたのは、やっぱりすごいことだな、と思う。

今回の成功ではやぶさ2号の計画が動き出すやもしれぬということで、また、他の探査機にも注目があつまったりして、いいんじゃないかなぁ。そうやって科学は前へ進むものだと思う。

で、ふと思い出した。
わたしは短大を卒業してから12年程、大学で働いていて、図書館に配属になっていたことがある。
図書館業務の一つに、文献複写というものがあるのだが、JAXAから文献複写の依頼が来たことがあるのだ。
当時は「おぉ。宇宙関係の専門機関が依頼してくるような資料がうちの大学にあったのかぁ」という程度で、特にどんな記事だったのかとか気にも留めずに依頼をこなしたのだが、もしかしたらその複写したものが、めぐりめぐって今の論説のお役に立っているかもしれないのだ。
あぁ、そう考えるとすごいなぁ。と、ちょっと感動したのであった。