ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

6歳になった

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 今日でボウズは6歳だ。
 朝から「きょうはぼくのたんじょうび」と、ウキウキしている。
 幼稚園に行ったら友達や先生に言うんだ、と張り切って登園していった。
 療育があるので迎えに行くと、やはりみんなに話していたらしく「おたんじょうびおめでとう、ってみんなにいってもらった」とすごくご機嫌だった。
 さらに療育の園でもいいふらかしている(笑)。

 しかし体調が思わしくないからか、いつもは気をつけて抑制できている部分が、今日はいまひとつだった。
 一所に留まることも、人の話を聞くのも、お友達の失敗をしつこく言わないのも、ちょっとおろそかになっていた。
 まぁ疲れている時のひとつの症状だから仕方がないよね。先生にも「サポートブックに、疲れたときの状態として、書いておいたほうがいいでしょうね」と言われた。

 さて、お誕生日なので、今日はステーキとケーキでお祝いだ。
 ケーキはこんな感じ。プレートの名前はペイントで消したけれど(笑)。
 ムスメには、ちょうどパックのいちごがあったのでそちらをあげた。さっさと食べ終わってほしがってたけど。

 ボウズのこの1年の成長は、覚え切れていないほどいろいろとあった。
 幼稚園の年長になって、最初は嫌がって泣いていた。なのに今は幼稚園が楽しみで仕方がない程になった。友達も増えて、名前も覚えられるようになった。
 ひらがなカタカナは全部読める。まだ、ちょっとつまるところもあるけれど結構すらすらと読む。漢字も、中学生レベルのも読めるものがある。書く方はまだまだだ。名前をやっと書けるかな? 程度だ。
 算数は、繰り上がりの足し算ができる。もちろん足す方は指を使う範囲だが。繰り下がりの引き算も最近では判ってきたようだ。掛け算の理屈もなんとなく理解しているようだ。

 ガマンが少しできるようになって来た。新しいことにもチャレンジする意欲が少しずつ出てきた。
 泣く頻度が減ってきた。「男の子らしい」もの、かっこいいこと、というものに興味が出てきた。
 以前は怖がって逃げていた音などを克服してきた。自閉症スペクトラムの症状のひとつだが、緩和してきたのかもしれない。

 まだまだ抽象的な物事や、人の気持ちというものには鈍感だが、それはしかたのないこと。話せば聞くので何度も説明してゆっくりと、察するようになってくれればな、と思う。

 彼に対するわたしの「期待」が過剰になって、「根は優しいから、本当はもっと気配りとかできる子なのに」と、もどかしくさえ思うこともある。難儀な点をいっぱい抱えているけれど、それらをひっくるめて、ボウズなんだなぁ、と思う。

 6年前の今日、生まれてきてくれてありがとう。
 わたしの息子になってくれて、ありがとう。
 また1年、一緒に楽しくやっていこうね。