ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

爪が……

 痛い話です。
 読む方は覚悟して読んでください。


 ……前置き、しましたよ。


 ダンナが出勤する時にムスメを抱いて玄関先まで見送った。
 彼が行ってしまって、さあ家に入ろうと、上がりかまちを上ろうとしたら。
 ごん、ごきっ。そして、めりっという感触。
 左足の親指が、じんじんと痛い。思わずムスメを玄関に座らせてうずくまる。もうまさに悶絶状態。

 しばらくして足を見てみたら、爪が浮いている(汗)。根元はつながってるけれど、もう爪の先なんて皮膚から完全に浮き上がってる。
 お義父さんは、最初はそんなことになっていると知らずに笑っていたが、指を見せたら、それはすぐに病院に行ったほうがいいと言うので、連れて行ってもらった。子供達を置いていくわけにも行かないので連れて行く。
 病院まで送ってくれたら、お義父さん達はそのままUターン。家で待っていてもらうことに。

 まず受付。外科の8番。早い時間なのにもう8番かと思いつつ待つ。すぐに呼ばれたが症状の確認と、処置の際の血圧上昇が懸念されて、平常の血圧を測っただけだ。いや、もう既に痛みを耐えている時点で平常でもないのだが(笑)。
 順番を待っているいる間に爪の根元がうっ血してきた。浮いたところがずれたのか、爪の先の近くから出血もしてきた。

 1時間ぐらい待って呼ばれた。
 先生がまず一言「こりゃ痛いわ」。そりゃ痛いよ。
 極度の巻き爪で、切り残し爪がとげのようになって皮膚を傷つけたのだそうだ。巻き爪だけで受診してもいいくらいのひどい巻き爪だそうだ。内側に膿まであったそうだ。
 爪が根元でついているので、とりあえず爪を押さえて固定し、様子見となった。処置は、それはもう痛いのなんの。しかし歯を食いしばって、小声で痛いを連呼するに留めた。だってこれに耐えられないと、麻酔して爪を取るって言うんだもん。

 処置が終わったら油汗が顔に浮いていたよ。先生は「下手をすれば骨折より痛いからねぇ。さすが母は強しだね」と。手術暦に帝王切開と書いたからねぇ。でも痛い痛い言ってるわたしは、母の中では弱い方かもしれない(笑)。

 ガーゼと包帯でぐるぐる巻きにされたので、履いていたサンダルが履けなくなった。爪を固定したので、足を床につけると痛い。病院の中では車椅子に乗せられた。足の先の怪我だけで大げさだが、無理して歩いてこけるよりはいいと看護師さんに言われたのでおとなしく従っておいた。
 会計と薬の受け取りを済ませて、迎えに来てもらって帰宅。
 やはり、ちょっとした刺激で結構痛い。しかし我慢なのだ。自分のせいだし。
 次は明日だ。これでは療育にはいけないな。ボウズは明日は幼稚園の方に行かせよう。