コーヒーを飲む、といきなり言い出したボウズ。
わたしが食事の支度をしている間もしきりにコーヒーコーヒーと言っている。
おじいちゃんにスープを作ってもらって飲んだのに、まだコーヒーと言う。
わたしが風呂の支度で台所を離れ、お義父さんもちょっと自分の部屋に戻っている間に事件は起きた。
なにやら黒い液体が入ったコップを持ってボウズがぐずっている。
お義父さんが声を聞きつけて台所に戻ると、床にはコーヒーの粉が散っている。そして一部をふき取った跡も。
どうやら自分で淹れようとしたらしい。そして失敗し、ばれないうちに布巾でふき取って隠蔽しようとしたらしい。
しかしこぼした量が多くて拭ききれず、仕方なくこぼしたことを訴えた。といったところだ。
もちろんママの雷がボウズに落ちたのであった。
おまえがコーヒーなど十数年早いわ。