ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

間が悪い

 いろいろ間が悪すぎる日だった。

 仕事に出る時に家に誰もいなかったので鍵をかけて出た。
 車がないので、もしかしてお義父さんとムスメは一緒に買い物に行ったのか? と思っていたのだが、そうではなかったらしい(それは帰ってから知った)。
 18時前ごろにボウズが職場にやってきた。
 鍵がないので閉めだされた状態だ。
 家の鍵を渡して帰宅させた。

「よくこっちに来たね、偉い偉い」
「どうしようか考えたし妹もそこらにいないか捜したよ。なんで鍵を取りに来るように書き置きしてくれなかったのさ」
「ドアに貼れってか? 泥棒に今家に誰もいません入ってくださいって宣言するようなものでしょ」
「あ、そうか」

 こんな間抜けな(笑)やりとりがあったが、ボウズはきちんと他の先生と生徒に「お騒がせしました」って頭を下げて出ていったよ。
 礼儀が身についてきたんだね。

 そして次の授業。
 講師が一人来ない。連絡もつかない。
 仕方がないので生徒を分けて受け持った。
 それでなくても今日は講師がぎりぎりで、誰が欠けても困る状態だったのに。

 どうやら、教室長が口頭でお願いしたのが通じてなかったっぽい。
 それは仕方ないが、せめて連絡取れる状態にしていてほしいなぁ、と講師達と話しあう。ベテラン講師さんに伝えてもらうことになった。
 実はこの講師、前も連絡なしで来なかったことがあるのだ。その時もわたしが帰る予定を変更して授業受け持ったっけ。

 そんな忙しい授業を終えて、さぁ帰ろうと家に向かう。
 ダンナに電話して、何か買い足しておく物はないかと尋ねたら、パンと牛乳をお願い、と。
 家の近くまで帰ってきたら、ドラッグストアが真っ暗。
 まだ閉店時間じゃないから、今日は臨時休業だったみたいだ。
 買うものないかとわざわざ連絡したのに、とがっくりしながら引き返しましたとさ。

 いろいろ予定外の事が重なると疲れるよね。