ボウズがやらかした。
まだ謹慎がとけて5日だというのに、またこっそりゲームをしようとした。
何だか様子が怪しいので、そーっと階段をのぼって部屋を覗いたら、さっとゲーム機を隠した。
もうね、がっくりだよ。
その場でゲーム機窓から捨ててやろうかと思った。
物に罪はないわけだし、壊すぐらいならもっと他に利用方法があるから、やらないけど。
出勤の直前に見つけたものだから、気分最悪のまま職場へ行った。
こういう時、働いているとよそで気持ちを改められるから、いいよね。
ダンナにはメールで報告。
聞いてないふりして、ボウズがどう出るか様子見て、とお願いしておいた。
授業が終わってメールを覗いてみると、ボウズはダンナが帰るなら土下座したそうだ。
わたしが家に帰ると、もうけろっとしている。いつものように甘えに来ないぐらいには距離を取ってるけれど。
ダンナと二人して、もう一度説教だ。
謹慎がとけたばかりなのに、また1カ月ゲームなしと、今度は算数ドリルの完遂を命じた。
情けない。
落ち着いてから、ボウズにゲームの時間とポイントシステムに不満があるのか、もっと改変してほしいのか? と尋ねてみたが、それについては現状でいいらしい。
ただ、ちょっと我慢が効かなかっただけなんだよね。
もう約束が守れないならこの先ずっと取りあげる、ということはしない。そうするのは簡単だけれど、それではボウズの我慢する心が育たない。
他のことでは努力できるのにゲームはできないのは、甘えもあるのだろう。所詮、家の中だけの約束だから破って叱られても、ほとぼりが冷めれば大丈夫、みたいなのが。
わたし達は親として、ただ禁止するのではなくて、ボウズが自分でどうすればいいのかを考えて実行する、自立を見守りたいと思う。
で、ボウズに説教している間の話だが、ムスメがとことことやってきて、ずっとぐらぐらしていた歯をじいちゃんにぬいてもらったんだと報告してきた。
ずっと食べにくそうにしていたので、じいちゃんが抜けないかと試してくれたらしい。
痛みもなく取れたようで、よかったよ。
ボウズを叱ってる最中だったが、初めて歯が抜けた喜びで口調が変わったのであった(笑)。