ひかるのおにわ

御剣ひかるの日常と、子供達のこと

考える力

 うちのお風呂のドアは折りたたみ式の引き戸だ。
 ボウズは外から開くのはできるが、中でドアを閉めることが出来ない。
 ドアの左の面についている取っ手を握って、右手を押して左手は引くと閉めることができるのだが、片手ずつ違う動作をするというのまだボウズには難しいようだ。
 いつもはわたしが手をとって「こうするんだよ」とやっていたのだが、今日はボウズにとことん考えさせることにした。

 考えて、いろいろと試すこと3分近く。
 結局、うちっかわに出っ張った真ん中のところを両手で押すという方法で閉めた。
 真ん中のちょうつがいに手を挟みそうなのであまり安全な方法とはいえないが、とにかくボウズがひとりで考えて達成した。
 ボウズ、とってもすがすがしい笑顔でわたしを見たよ。
 頑張って考えたね。

 数ヶ月前までは、困難なことはすぐに「おかあさん、やって」と言っていたボウズだが、随分と考える力が身についてきたものだ。
 アハ体験は脳にいいからねー。これからもできるだけ、彼にいろいろと考えさせよう。