夕方、ボウズが部屋にやってきた。わたしはちょうど、うとうとしていたところで、そろそろ起きなければならないと思っていた。
彼は、夕方わたしが寝ていると起こしにきてくれる。夕食を作れというのだろう。
「ママ、そろそろおっきしてください」と言いながら、わたしの横で寝そべっている。
昼寝をした? と聞いたら、していないという。ここで正直に答えるのは珍しいが、それを褒めてばかりもいられない。わたしが起きなければこのままボウズは寝てしまうだろう。前もそうだった。
しかし、ふっと眠気が襲ってきて、数分、寝ていた間に、ボウズも寝てしまっていた(笑)。
ああぁ。睡魔のバカぁ。ささっと体を起こしておけばよかった。
このまま一人で部屋に寝かせておくのもなんだし、と、久々に抱っこして、お義父さんの部屋に連れて行った。
脱力した子供は、重いねぇ。しかも、久々に抱えあげたので、余計にそう感じたよ。
おなかの子が「なんだ? なにがあったのだ?」といわんばかりに動いていた。突然、母の体に負荷がかかったので驚いたのかもしれない。
ということで、また夕方に寝てしまったボウズは、お義父さんの部屋でもまだ熟睡するのであった。